春日野親方(49=元関脇栃乃和歌)が弟子3人にゴルフのアイアンで暴行した疑いが持たれている問題で、警視庁本所署は19日までに、弟子から任意で事情聴取した。3人はいずれも被害届を出さない意向を示しており、同署は「事件化はしない」としている。

 日本相撲協会を所管する文部科学省は19日、協会に事実関係を確認した。

 本所署は春日野親方と、暴行された幕内栃ノ心(24)、幕下栃飛龍(24)に続き、19日午前には幕下栃矢鋪(22)からも任意で事情聴取。栃矢鋪は「自分たちが悪かったので被害届は出さない」と話したという。

 捜査関係者らによると、春日野親方は14日、東京都墨田区の春日野部屋で弟子ら3人の腹や背中を素手やアイアンで殴るなどした疑いが持たれている。