7日に急性呼吸不全で死去した第59代横綱隆の里の鳴戸親方(享年59、本名・高谷俊英=たかや・としひで)の通夜が10日、千葉・松戸市で営まれ、約600人が参列した。祭壇の遺影は、長女朋子さんの成人を祝った今年1月に家族写真を撮影した時のもの。横綱に昇進した時の三つぞろえの化粧まわしや、「作稀勢(さきせ)」と揮毫(きごう)された掛け軸などが飾られた。参列した横綱審議委員会の鶴田卓彦委員長は「残念です。いい男だった。これから(協会を)背負って立つ人材だったのに…。びっくりして、事故死かと思った。(稀勢の里は)ショックを受けているだろうけど、乗り越えて、いい取組をしないと」と話した。