日本相撲協会の監督官庁、文部科学省が大相撲九州場所(福岡国際センター)初日の13日に場所を視察することが10日、関係者の話で分かった。

 視察に訪れるのは文科省スポーツ・青少年局競技スポーツ課の杉浦久弘課長で、関係者によると、相撲協会が目指す公益財団法人認定に向けて懸案となっている年寄名跡問題などについて、放駒理事長(元大関魁傑)ら相撲協会幹部と会談する見込み。

 相撲協会は文科省へ提出した組織改革の工程表で、年寄名跡問題について10月までに方針を決めるとしていたが、現状に近い移譲形式を望む親方衆の反発に遭い、方向性の決定が先延ばしにされている。