7日に急死した鳴戸親方(享年59=元横綱隆の里、本名・高谷俊英)の告別式が11日、千葉県松戸市の「セレモニースギウラ東松戸駅前ホール」で営まれ、日本相撲協会の放駒理事長(元大関魁傑)ら約400人が参列した。式には、部屋を継承した鳴戸親方(元幕内隆の鶴)や関脇稀勢の里(25)らが参列。出棺へ向かう際には、相撲教習所で相撲甚句を教える国錦さんの甚句に続き、呼び出し光昭による、はね太鼓が鳴り響いた。

 部屋の後援組織「鳴戸会」の戸田則男会長は「親方が大好きな、国技館でしか売っていない森永のミルクキャラメルが、棺の中に入っていました。今日は眠るような静かなお顔でした」と話した。4人の関取衆は告別式後、福岡に戻り、13日の九州場所初日に備える。