大相撲の高島親方(元関脇高望山)に強制的に現役を引退させられたとして、日本相撲協会に地位保全を求める訴訟を起こした元幕下大天霄の高山健氏(モンゴル出身、旧名ノロジンハンド・アユルザナ)の代理人を務める塩谷安男弁護士は15日、高山氏が角界復帰を断念する可能性が高いことを明らかにした。

 同弁護士は同日に東京地裁で行われた弁論準備手続きに出席。「本人はもうあきらめかけている。和解になって金額面で折り合いがつけば、私も説得する」と話した。

 高山氏は相撲協会に慰謝料500万円を要求。12月20日の弁論準備で和解に伴う金額が提示される。