日本相撲協会の理事ら役員以外の親方衆で構成する年寄会は17日、福岡市内で総会を開き、懸案の年寄名跡問題について、年寄会の井筒会長(元関脇逆鉾)が来週以降に放駒理事長(元大関魁傑)の元へ赴き、協会執行部の意向などの説明を求めることになった。

 全親方らで構成する10月の評議員会では、名跡問題については、役員改選が行われる来年2月以降に結論を持ち越すことで合意。しかしその後、放駒理事長は12月中に名跡の扱いに関する方針を決め、文部科学省に報告する考えを表明した。

 井筒会長は「(九州)場所の終わりくらいか東京に帰ってからになるかは分からない。(方針決定は)新体制でやると決まっていた。確認したい」と話した。