大相撲九州場所5連覇で2場所連続21度目の優勝を果たした横綱白鵬が千秋楽から一夜明けた28日午前、福岡市内で記者会見し「場所前から新大関とか話題があった中で5年連続優勝というのは、九州の験の良さを感じる」と喜びを語った。

 千秋楽で敗れて歴代単独1位の9度目の全勝優勝を逃し「全勝の難しさを知った」というが、八百長問題で春場所が中止となった激動の1年を終え「ほっとした気持ちが大きい」と話した。

 白鵬と好勝負を演じ、30日に大関に昇進する稀勢の里には「少しずつ肩を並べているという印象。大関で終わりではなく、もう一つ上がある」と期待を口にした。