日本相撲協会は21日、大相撲初場所(来年1月8日初日・両国国技館)の新番付を発表し、11月の九州場所後に大関に昇進した稀勢の里(25=鳴戸)を加え、2010年夏場所以来の5大関となった。琴奨菊(27=佐渡ケ嶽)と合わせて日本人大関2人も、10年夏場所の魁皇と琴光喜以来。

 新小結の若荒雄(27=阿武松)は昨年の野球賭博関与による謹慎で十両に転落しながら徐々に番付を上げ、先場所12勝で阿武松部屋から初の三役力士となった。

 新入幕4人は、日大出身の天鎧鵬(てんかいほう、尾上)や、この1年で幕下から一気に番付を上げた21歳の千代の国(九重)とモンゴル出身の旭秀鵬(大島)、体の小さな希望者を対象とした第2新弟子検査合格者の鳰の湖(におのうみ、北の湖)と多彩な顔ぶれとなった。