大相撲初場所(来年1月8日初日、両国国技館)の番付発表が行われた21日、新入幕となる天鎧鵬(てんかいほう、27=尾上)が都内の部屋で会見し「自分の名前が番付の一番上の段に載るのはうれしい。ずっと幕内が夢の舞台だった」と喜んだ。九州場所は東十両筆頭で、千秋楽に8勝7敗と勝ち越しを決めた。「同期や後輩が先に関取になって不安もあったが、あきらめないでここまでやってきた。(幕下だった)2年前の名古屋で、このままだと上に上がれないと思って、頭からぶちかます相撲に変えた」。師匠の尾上親方(元小結浜ノ嶋)も「努力のたまもの。体を生かして相手をはじき飛ばすくらいになれば、三役も狙える」と期待した。