新大関の稀勢の里(25=鳴戸)は22日、千葉県松戸市の鳴戸部屋で関取衆と申し合いを行い、高安、隆の山を相手に34番で31勝3敗だった。

 低い立ち合いから一気の突き、押しを徹底。「自他共に変わったと分かるようなスピードと力強さを出したい」と、大関として進化した姿を見せるために稽古場で模索を続けている。

 23日には大関として初の稽古総見に臨む。「番数が減ると思うので(稽古を)見ることで補いたい」と話す一方、先場所は1勝しかできなかった横綱、大関陣に対しては「積極的に稽古します」と胸を借りる考えだ。