<大相撲初場所>◇8日目◇15日◇東京・両国国技館

 新十両の千代大龍(23=九重)が初日から8連勝し、十両で給金直し一番乗り。今場所5度目のはたき込みに「いい相撲ではなかった」と反省するが「勝ち越しはうれしい」と笑みをこぼした。

 日体大時代にしのぎを削った東幕下15枚目の佐久間山(23=北の湖、日大出)が序ノ口デビューから25連勝で、史上1位記録にあと1勝に迫った。千代大龍は「執念を感じる。すごい刺激になっている」と話した。

 佐久間山は粘った末の小手投げで勝ち越し。連勝記録には無関心で「自分の相撲を取るだけ。あと3つ」と全勝での十両昇進を見据えた。