大相撲初場所で初優勝した大関把瑠都が千秋楽から一夜明けた23日、東京都大田区の尾上部屋で記者会見し、「一日一日が充実していた」と笑顔で15日間を振り返った。前夜は「おいしかった。どれくらい飲んだか覚えてない」と勝利の美酒に酔ったという。

 千秋楽で横綱白鵬に敗れて全勝優勝は逃したが、巨体を生かした力強い取り口が光った。賜杯を手にした実感を聞かれると「軽かった」と、怪力自慢らしい冗談で笑いを誘ってから「今までやってきたことを含めると重かった」と続けた。

 綱とりが懸かる春場所に向けては「今場所みたいな相撲が取れれば結果が付いてくる。1回優勝したら2回、3回、10回、20回、30回とやりたくなる」と自信をのぞかせた。