2年に1度実施する日本相撲協会の役員改選の立候補届け出が26日、東京・両国国技館で受け付けられ、定員10人の理事(外部理事を除く)にこれまでで最多の12人が立候補し、2期連続で投票に持ち込まれた。

 投開票は30日。同日中に当選者が新理事会を開いて互選で理事長を決める。北の湖親方(元横綱)の理事長復帰が確実な情勢だ。投票は親方や立行司ら109人の評議員が候補者の名前を用紙に書き込む方式で、すぐに開票される。

 理事選には2期目を目指す貴乃花理事(元横綱)や理事経験のある九重親方(元横綱千代の富士)も立候補を届け出た。候補者の絞り込みが不調に終わった立浪一門からは春日山親方(元幕内春日富士)、友綱理事(元関脇魁輝)、伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)の3人が立候補した。

 副理事には定員と同数の3人が立候補し、いずれも新任の玉ノ井親方(元大関栃東)、松ケ根親方(元大関若嶋津)、大山親方(元幕内大飛)の当選が無投票で決定した。