日本相撲協会は30日に北の湖理事長以下の新体制となった。10人の理事の内5人、無投票の副理事も3人とも新任となり、会見で抱負を話した。

 ◆千賀ノ浦理事(元関脇舛田山)

 名古屋担当を8年務めた。入場数の増大を目指したい。

 ◆春日山理事(元前頭春日富士)

 協会の財務の健全化を図りたい。協会規定もきっちりとつくりたい。さらに協会の透明化をしないといけない。

 ◆尾車理事(元大関琴風)

 公益法人化の大きな課題をしっかりと果たしたい。震災の被災者のために、これから何ができるかを議論して進めたい。

 ◆楯山理事(元関脇玉ノ富士)

 理事長を支え、親方衆の意見を聞き、相撲の発展のために一生懸命やっていく。

 ◆八角理事(元横綱北勝海)

 相撲の良さ、醍醐味(だいごみ)を知ってもらいたいと思う。

 ◆大山副理事(元前頭大飛)

 30年近く教習所を担当した。教育を重視したい。相撲文化の伝承、普及も教育が始まりと思っている。

 ◆松ケ根副理事(元大関若嶋津)

 親方衆の意見を聞き、理事長をバックアップしていきたい。

 ◆玉ノ井副理事(元大関栃東)

 現役力士、親方衆の意見を執行部に届ける、架け橋となっていきたい。