大相撲春場所(3月11日初日、大阪府立体育会館)の担当部長を務める貴乃花親方(39=元横綱)が、大阪・ミナミのなんばグランド花月(NGK)で行われる吉本新喜劇にゲスト出演することが15日、正式決定した。この日、貴乃花親方が大阪市中央区の吉本興業大阪本部を訪問。春場所PRのため先日から熱望していた新喜劇出演を、吉本興業が快諾した。

 同社の吉野伊佐男会長、落語家桂三枝とともに迎えた河内音頭家の河内家菊水丸が「走ったり転んだりせなダメですけど…。可能ですか?」と問いかけ、親方は「ハイ、喜んで。自分は四股を踏むのがよろしいかなと思います」と、笑顔で応じた。出演の日程は今後調整される。

 2年ぶり開催となる春場所に向けては、吉本興業からのできる限りの支援約束を取り付けた。会談中は桂三枝が鋭いツッコミを見せるなど約30分間、何度も爆笑の渦に包まれた。貴乃花親方は「さすが吉本さんだなと思います」と感嘆していた。同親方は3月4日に桂三枝が開催する落語バラエティーショー「最後の三枝まつり」(NGK)にも出演する。