日本相撲協会は15日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、田子ノ浦親方(元幕内久島海)が13日に急逝したことに伴う田子ノ浦部屋所属力士8人の移籍先について、結論を出さなかった。玉ノ井副理事(元大関栃東)によると、田子ノ浦親方夫人の意向で、16日の告別式を終えてから決定する。関係者によると、幕内碧山らは出羽海部屋への移籍が濃厚。

 また理事会メンバーは、公益財団法人認定に向けた組織改革の方針を確認し、年寄名跡を将来的に協会が管理する案など、1月に文部科学省へ提出した工程表に基づいて議論を進めることで意思統一した。北の湖理事長(元横綱)は「新体制になったので、みんなで確認した。今後は一丸となって頑張っていかなければならない」と話した。