大相撲の大島部屋は師匠の大島親方(元大関旭国)が春場所後の4月に65歳の定年を迎える。部屋頭の旭天鵬は4日、大阪市福島区の大島部屋での朝稽古後に「親方のためにも、部屋の全員でいい成績を残したい」と意気込みを語った。

 モンゴル出身の旭天鵬(37)は2005年に日本国籍を取得。部屋を継ぐ準備をしてきたが「地位的にも、まだ欲がある。もう少し頑張りたい」と現役を続ける。春場所後に部屋は閉鎖される見通しで、力士らの移籍先を探している大島親方は「場所前にはどうにか(方向性を決定)したい」と話した。