<大相撲春場所>◇9日目◇19日◇大阪府立体育会館

 小結栃煌山(25=春日野)は、前回対戦の昨年九州場所に続いて時天空(32=時津風)の蹴手繰りを見破り、難なく相手を押し出した。

 立ち合いで1度呼吸が合わなかった後、時天空が2度突っかけた場面で「確実にやってくると思った」と確信。飛ばしてきた足をうまくかわした。「明日(10日目)も勝てば勢いに乗れる」と把瑠都戦を見据えた。

 一方の時天空は、いら立ちを隠せず、質問には答えなかった。2人は取組後に松ケ根審判部副部長(元大関若嶋津)に呼ばれ、立ち合いを合わせるように注意を受けた。