日本相撲協会は28日、大阪府立体育会館で夏場所(5月6日初日・両国国技館)の番付編成会議と臨時理事会を開き、東関脇鶴竜(26=井筒)の大関昇進を正式に決めた。

 伝達式に同席した鶴竜の父マンガラジャラブさん(54)は「本当に喜びでいっぱい。(15歳で母国を離れた時は)こんな日が来ると考えられなかった」と感激していた。

 教授を務める国立大学の学生からも祝福されたそうで「春場所はモンゴルでも久しぶりに盛り上がり、若い人に元気を与えた」と息子の奮闘をたたえた。

 母オユントゥグスさん(51)は「小さい時から何でもできる子だった。家族、親戚は誇りに思っている」と息子のほおにキスした。