日本相撲協会の番付編成会議が28日に大阪市内で行われ、夏場所(5月6日初日、両国国技館)での新十両昇進が決まった佐久間山改め常幸龍(じょうこうりゅう、23)が大阪市内で会見した。日大相撲部出身の元学生横綱で、序ノ口デビューから歴代1位の27連勝をマークして話題となった。「ほっとしたという気持ちが大きい。もっと稽古して上を目指したい」。前相撲から所要6場所での十両昇進は、年6場所制となった1958年以降では土佐豊、板井と並んで最速タイ記録となった。

 現在は北の湖部屋所属だが、4月1日付で再興する木瀬部屋の所属力士として再スタート。会見に同席した木瀬親方(元前頭肥後ノ海)は「やっぱりうれしい。(再興に)花を添えてくれた感じ。役力士を目指して頑張ってもらいたい」と期待を寄せた。