今月25日に日本相撲協会の定年となる65歳を迎える大島親方(元大関旭国=本名太田武雄、北海道出身)の定年を祝うパーティーが15日、東京都内のホテルで約400人を集めて開かれた。

 1980年に部屋を創設し、元横綱旭富士ら10人の関取を育てた大島親方は「少し寂しい。モンゴルから弟子を連れてきたのが一番の思い出。今日の(モンゴル勢隆盛の)道筋をつけられた」と振り返った。

 初のモンゴル出身関取の元小結旭鷲山で母国の国会議員を務めるダバー・バトバヤル氏や、横綱白鵬、新大関鶴竜ら現役モンゴル人力士も多数出席した。

 定年退職に伴い大島部屋は閉鎖され、幕内旭天鵬らは17日から移籍先の友綱部屋で稽古する。