大相撲の十両皇風(きみかぜ、25=尾車)が22日、東京・調布市で後援会が主催する「十両優勝祝賀会」に出席した。地元を中心に約200人が集まり、後に贈呈される着物と反物の目録を受け取った。壇上では「今の目標は、少しでも早く、横綱と相撲が取れる位置まで上がることです」とあいさつ。頸髄(けいずい)損傷で入院中の尾車親方(元大関琴風)からは手紙でメッセージが届けられ、司会者が「まさかこんなに早く、幕内に上がるとは思いませんでした」などと読み上げた。正式には23日の番付発表で決まるが、1日早く幕内昇進を告げられた。明日23日以降、十両優勝と幕内昇進を祝うポスターが1000枚、のぼりが200本、調布市内を彩り、市役所と調布駅には垂れ幕が掲げられる予定。