日本相撲協会は25日、元小結垣添(33)と元前頭剣武(33=ともに藤島)の引退を発表した。持ち回りの理事会を開き、垣添が年寄「押尾川」を襲名することも承認された。

 日体大4年時、学生横綱に就いた垣添は、01年秋場所に幕下付け出しデビュー。03年春場所に新十両、同年秋場所に新入幕を果たし、04年春場所では最高位となる小結に昇進した。

 日体大で垣添と同級生だった剣武は、01年春場所にデビュー。10年九州場所で、学生相撲出身としては最スロー記録となる所要58場所での十両昇進を果たした。