日本相撲協会は27日に東京・両国国技館で、体格基準を緩和して初めてとなる夏場所新弟子検査を実施し、10人の受検者全員が体格検査を突破した。これまで第1検査は173センチ、75キロ以上だったが、廃止した体の小さな入門希望者対象の第2検査と同じ167センチ、67キロ以上に下げた。184センチの宮沢(16=湊)は検査前に水を飲んでギリギリで合格した。「朝は65キロしかなかった。途中で水を買ってくれた兄弟子のおかげです」と笑顔で話していた。内臓検査の結果を経て、5月6日初日に合格者が発表され、3日目から前相撲に出場する。