初のアフリカ出身力士となったエジプト人の大砂嵐(20=大嶽)が24日、東京・両国国技館で相撲教習所の入所式に出席した。今後、相撲の歴史、一般常識、書道、相撲甚句などを学びながら、同期の新弟子らとともに稽古する。授業はすべて日本語で通訳はつかないが、部屋の兄弟子・闘鵬(31)ら指導員からサポートを受ける。夏場所は序ノ口を7戦全勝で制したが、日本語力はまだこれから。「言葉は、理解できるように頑張りたい。私にとって大事なのは、相撲の歴史を学ぶことです。エジプトで勉強してきたこととは、ちょっと違うかもしれないですしね」と英語で話した。通常半年間のところ、外国人のため1年間、通うことになる。