日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱)は13日、かど番の九州場所で途中休場し、大関からの転落が決定的となった把瑠都について「突っ立ったまま相撲を取っている。下半身を強化するべきだ」と発奮を促した。

 理事長は把瑠都の四股の踏み方に「しっかりと腰を割っていない。あれでは鍛えていることにならない」と指摘。関脇で10勝すれば大関に復帰できる来場所に向け「一時は横綱に近づいただけに残念。もう一度、大関としての相撲を取るためには完璧に治した方がいい。一番の問題は本人の精神的な部分だ」と再起に期待した。

 左太もも裏が内出血している把瑠都は13日、精密検査と治療のために帰京した。