<大相撲夏場所>◇千秋楽◇26日◇東京・両国国技館

 大関琴欧洲(30=佐渡ケ獄)がようやくかど番を脱出した。

 大関鶴竜の腕を抱え込んだところで、振りほどいた相手が後ろ向きに。これを逃さず難なく送り出した。「ほっとしました。緊張の中で体が反応した」と表情を緩めた。

 思うように星が伸びず「今場所はかなりしんどい場所でした。疲れ、けがとの闘いでもあった」と述懐。

 肘、膝にも痛みを抱えていた中、家族の存在が支えになったという。来場所へ「しっかりけがを治して自分の相撲を取り切ることが目標」と誓った。