大相撲の夏巡業は3日、盛岡市内で開かれた。エジプト出身の十両大砂嵐(21=大嶽)は、横綱日馬富士(29=伊勢ケ浜)とぶつかり稽古を行った。

 前日の十両遠藤(22=追手風)に続く、横綱の若手指導。ただ、ラマダン(断食月)中ということもあって早々にスタミナが切れると、何度も腰の高さを指摘され、土俵に転がされた。日馬富士から「怒れ!

 怒りをぶつけろ!」とあおられたが力が出ず、遠藤よりも1分長い、9分間の稽古となった。「疲れた。ラマダンは最後の1週間が一番きつい。疲れた」とげっそりしていた。