日本相撲協会は31日、大相撲九州場所(11月10日初日、福岡国際センター)の新弟子検査を福岡市内で行った。受検した5人全員が体格基準を満たした。

 合格者は、内臓検査の結果を待って初日に発表される。モンゴル出身のアルタンホヤグ・イチンノロブ(20=湊)は190センチ、183キロの巨漢。

 2010年3月に来日し、鳥取城北高では個人戦通算5冠。卒業後は同高コーチを務めながら角界入りを夢見ていた。

 今年9月の全日本実業団選手権個人戦で優勝し、外国出身者としては初の幕下15枚目格付け出し資格を得ている。「憧れは白鵬関。横綱を目指したい」と決意した。

 就労ビザ取得次第、来年初場所で初土俵となる予定だ。与那嶺光(19=大嶽)、新屋敷勇希(15=大嶽)、安井彩人(15=陸奥)、川口貴大(22=貴乃花)の4人は、合格すれば九州場所の前相撲でデビューする。