大相撲の峰崎部屋が7日、新弟子募集チラシを「プロ野球12球団合同トライアウト」(10日、静岡・草薙球場)で配布することを発表した。

 昨年に続き2度目だが、今回は角界の仕組みや給料などをデザイナーの進藤陽子氏に発注し、イラストで分かりやすく伝えるポスターを作成。

 企画した同部屋所属の行司・木村堅治郎(38)は「弟子不足なので多方面から人材を引っ張りたい。(巨人)谷選手や(中日)井端選手を受け入れるのは(22歳以下の年齢制限があるため)無理だが、手にとってもらって誰かに見せてくれるだけでも広がっていく。子どもに相撲界もどうだと勧めてくれるかもしれない」と期待した。昨年は文章だけだったが、2人の選手が興味を抱いてくれた実績もある。

 また、九州場所中に宿舎を構えている福岡・篠栗町内に6校ある小中学校にも配布している。「5年、10年やっていけば、花開く気がする」と、継続した活動で新弟子獲得の新しい方法を模索している。