春日山親方(36=元前頭浜錦)が8日に都内で会見し、先代親方の岩永祥紀氏(47)に年寄名跡証書引き渡しを求める訴訟を起こすと明らかにした。

 昨年9月の断髪式前に証書を書き換えたが「預かっておく」と言われたままになっているという。日本相撲協会は公益法人化へ向けて、名跡一括管理のために証書提出期限を12月20日としている。

 横浜地裁川崎支部へ11日に訴状を提出する。親方は「話し合いに応じてもらえず、苦渋の選択です。協会に反することはしていません」と話した。