横綱白鵬(28=宮城野)が30日、東京・墨田区の宮城野部屋で年末恒例の餅つきを行った。

 部屋関係者や後援者、観光大使を務める宮城・大崎市からも多数駆けつけ、100人を超える盛況ぶりだった。十両の大喜鵬らと餅をついた白鵬は「優勝を逃した2場所も、ちゃんと千秋楽まで優勝争いできたし、満足できた。文句のない年だった」と1年を振り返った。

 充実の要因には昨年九州場所で横綱に昇進した日馬富士の存在を挙げた。来年に向け「3横綱になってみたいなという考えもある。さらに張り合いが出てくると思う」と、大関稀勢の里の昇進にも期待を寄せていた。