関脇に転落した琴欧洲が4日、東京都墨田区の片男波部屋で行われた二所ノ関一門の連合稽古に参加し、関取衆との稽古を始めた。

 4連敗中と苦手の松鳳山には速い動きにかき回されて3勝4敗だったが、豪風や玉鷲、高安らには冷静な攻めで全勝。先場所で脱臼した左肩の影響をあまり感じさせず「まあ、これからでしょう」と淡々と受け流した。

 大関復帰へ10勝以上が必要となる今場所。見守った師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)は「稽古で不安を取り除いていくしかない」と話した。