日本相撲協会は31日、東京・両国国技館で公益法人での理事候補10人を決める選挙を実施した。

 順当に当選した北の湖理事長は「これで決まりじゃないので、今ここでは何とも言えない」と慎重な姿勢を崩さなかった。

 評議員の決議を経て発足する新法人では、初代理事長に就任することが確実。年末年始に患った腸の病気も順調に回復しており、新体制のかじ取り役として重責を担う自覚は十分だ。

 厳しい表情を浮かべつつ「ファンあっての大相撲。ファンの皆さまに愛される相撲界となれるよう、それに向けて努力したい」と早くも意欲を示した。