横綱白鵬(29=宮城野)が31日、名誉観光大使を務める北海道滝川市で自身が手掛ける縁起米「白鵬米」の田植えを行った。

 JAたきかわの職員や地元市民らと1本ずつ丁寧に植え「何回やってもしんどいです。相撲と違った筋肉を使った。大変だからこそ、おいしいお米ができると思う。夏場所で優勝して北海道に来られた。その縁起もお米に伝えたい」と笑顔を見せた。今年で5年目となり手慣れたもの。地元市民からは「やっぱりセンスがいいよね」と絶賛された。故郷モンゴルでも一昨年からビニールハウスで栽培を始め、昨年は約200キロ収穫された。「最終的にはモンゴルの白鵬米プロジェクトも成功させたい」と夢も語った。

 その後は同市内で開催されている「たきかわ菜の花まつり」の会場を訪れ、菜の花畑の中で記念撮影。自身が命名したヒツジ(ハイル)の子どもや孫らとも触れ合うなど、北海道の大自然に癒やされていた。