大相撲で昨年12月に引退した元幕内宝千山の君ケ浜親方(32=境川部屋)の断髪式が1日、東京・両国国技館で行われた。

 青森・木造高の先輩で解説者の舞の海秀平氏ら約350人がはさみを入れ、最後は師匠の境川親方(元小結両国)が大銀杏(おおいちょう)を切り落とした。

 断髪式としては珍しく、途中で土俵のそばに下り、大勢の女性にもはさみを入れてもらった。「女性でもお世話になった方がいっぱいいた。青森からの入門者が減ってきたし、力士になりたい人を増やしていきたい」と、気持ちを新たにした。