大相撲の琴欧洲親方(元大関=31)が21日、都内で開催された日本ブルガリア国交再開55周年記念「ブルガリアをもっと知る会」(ソフィアファミリー主催)にゲスト参加した。

 集まった約70人と交流しながら、ブルガリア時代の幼少期や同国のヨーグルト事情、角界入門後の軌跡など、写真を披露しながら説明した。

 質問タイムでは「相撲をやっていなかったら何をしていたか?」の問いに「もともとはレスリングをやっていたが、体育大学に入ってから体重規定が変わって一生ダイエットをしなくてはならないのか…って思ってしまった。だからアメリカンフットボールの選手になっていた可能性が高い。そうだったら日本じゃなくて米国にいっていたから、皆さんに会えなかった」と話すと拍手を浴びた。

 10月には引退相撲(4日、両国国技館)も控えており「最後のまげ姿になりますので、どうか満員に。よろしくお願いします。友達、その友達、親、孫、たくさんの人を誘ってください」と呼びかけた。最後には「頑張れ琴欧洲親方」と題した寄せ書きも贈られた。代表して手渡した埼玉・川越市在住の大貫亜弓さん(25=会社員)は「テレビで見る以上に大きかったし、ユニークな親方でした。また相撲を見に行きたくなりました」と感激していた。