大相撲を扱ったパチンコ台の肖像権契約をめぐり、日本相撲協会の顧問が業者側から現金を受領したかのような動画がインターネットに流れた件で、同協会危機管理委員会の宗像紀夫委員長(元東京地検特捜部長)は20日、問題なしと結論付けたことを明らかにした。

 宗像委員長によると、関係者数人からの聞き取りやメールのチェックを行い、顧問は現金を受け取ったものの後で返却したと判断した。同日に愛知県体育館で開かれた理事会で報告した。

 理事会では、親方の定年を65歳から70歳に延長する案について、検討委員会を設置することを決めた。来年の夏場所(5月10日初日・両国国技館)の番付発表を4月23日から27日に変更することも承認した。