<大相撲名古屋場所>◇千秋楽◇27日◇愛知県体育館

 横綱白鵬(29=宮城野)が、通算30回目の優勝を果たした。

 結びの一番で、横綱日馬富士(30=伊勢ケ浜)を上手出し投げで下し、13勝2敗とした。取組前、大関琴奨菊が関脇豪栄道に敗れて3敗目を喫していたため、決定戦に持ち込ませずに、優勝を決めた。

 これで史上最多32回の大鵬、31回の千代の富士に続いて、3人目となる30回以上の優勝を達成した。

 優勝者インタビューでは、場内の歓声に両手を振って笑顔で応えた。「途中で結果を求めすぎて心と体が一致しない部分もあったけど、最後は自分を信じていきました。(大混戦の優勝争いは)多少、緊張もあるけど経験があるから。経験がものを言ったと思う。(史上3人目の30度目優勝)大鵬関、千代の富士関に肩を並べることが出来た自分は幸せです」。また、1つ大横綱の勲章を手にした白鵬は、感無量の様子だった。