日本相撲協会は27日、東京・両国国技館で力士の健康診断を実施した。体重183キロを記録した千代丸(23=九重)は「ほとんど変わらない」と渋い顔。師匠の九重親方(元横綱千代の富士)からは動きの鈍さを指摘され、160キロまで減量する極端な目標を定められている。測定後の採血では女性看護師に対して「もっと大量に血をとってください。採血ダイエットしたいです」と懇願していた。

 名古屋場所で2日連続金星を挙げた大砂嵐(22=大嶽)は、4月下旬の力士会での測定から1キロ増の157キロに「うわあ、デブ」と、ひと言。横綱白鵬と同じ体重であることを伝えられると「横綱とはパワーがぜんぜん違う」と笑顔を見せていた。