大相撲で名古屋場所限りで引退した元十両鬼嵐のウルジーバヤル・ウルジージャルガル氏(32=朝日山)が31日、東京・墨田区内の飲食店で断髪式を行った。

 横綱日馬富士、鶴竜ら力士、部屋関係者ら約160人を前に「相撲は精いっぱいやりきった。これからはモンゴルに帰って貿易関係の仕事をして、日本とモンゴルの懸け橋となれるようにがんばりたい。皆様には感謝しています」とあいさつした。日馬富士からも「まだまだ若いですから、これからも明るい未来が待っていると思うので頑張ってほしい」と激励を受けた。

 また、ツェンゲルマー夫人(38)と長女フスレンツェツェゲちゃん(3)も参加し、紹介した。都内で毎年開催されているモンゴル祭りで7年前に知り合い交際。2年前に結婚していた。師匠の朝日山親方(64=元大関大受)も「モンゴルから来て、14年間よく頑張ってくれたと思う。本人も悔いはないと思う。本当に頭がいい子だから、モンゴルに帰ってからの次の仕事でも成功してくれると思う」と労をねぎらった。