大相撲秋場所で新入幕ながら大活躍したモンゴル遊牧民出身の「怪物」逸ノ城(21=湊)が2日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われた「相撲教習所卒業式」に出席した。

 第338期生を代表して卒業証書を受け取り「思い出はみんなとの稽古です。授業は社会が好きでした」と笑顔を見せた。初場所初土俵からわずか5場所の新入幕場所で快進撃。通常は関取昇進後は教習所通いが免除されるが、卒業まで通い続けたのは遠藤に続き2人目だ。北の湖理事長(元横綱)からは「今後は初心を忘れることなく、立派な社会人になることを期待しています」と激励を受けた。