大相撲の秋巡業が18日、静岡・沼津市のキラメッセぬまづで開催された。

 九州場所(11月9日初日、福岡国際センター)で、2場所連続9勝からの巻き返しを狙う大関稀勢の里(28=田子ノ浦)は、千代鳳、貴ノ岩、荒鷲相手に全力士最多の計18番取り17勝1敗。

 「まだまだですよ。ぶつかり稽古も今日は土俵の状態があまりよくなくて出来なかったですし。そのぶん、土俵の外で体を動かすことだったりしました」と満足する様子はない。22歳になったばかりの千代鳳を数多く指名したが「彼のような若手が上がってこないとね。伸び悩んでいる感じがありましたから」と成長を期待していた。

 また、右大胸筋痛の影響で、17日の神奈川・秦野市巡業から一部復帰していた大関琴奨菊(30=佐渡ケ嶽)は、19日に行われる京都・京丹後市巡業から取組などにも復帰する予定だ。