大相撲で東前頭6枚目の安美錦(36=伊勢ケ浜)が19日、京都・京丹後巡業で稽古量が少ない力士らに苦言を呈した。

 「みんな稽古しないから、見ていて面白くないよ。貪欲(どんよく)にやらないと、力はつかない。稽古しなきゃ、勝てないのは当たり前」とバッサリ。

 自身は、両膝に古傷を持ちながらもこの日は土俵に上がり、高安(24=田子ノ浦)や同部屋の照ノ富士(22)宝富士(27)らを相手に汗を流した。

 名古屋場所で左膝を痛め、左膝内側側副靱帯(じんたい)と前十字靱帯損傷で7月末から入院しながら、先場所は10勝して技能賞を獲得。「疲れるのが仕事だから」。36歳になっても気力に衰えはない。