日本相撲協会は27日、大相撲九州場所(11月9日初日、福岡国際センター)の新番付を発表し、ブルガリア出身の碧山(28=春日野)が新関脇に昇進した。

 「今年の目標が関脇だったので、達成できてうれしいです」と喜んだ。小結の経験は過去2場所。いずれも負け越した。「最初は緊張して、2度目は良い相撲もあったが、悪い相撲もあった。今場所はそうならないようにしたい」と誓った。

 12年に急死した田子ノ浦親方(元前頭久島海)から指導を受け継いだ師匠の春日野親方(元関脇栃乃和歌)は「常に碧山を通して、田子ノ浦が見えている。あいつなら、こう指導するだろうなと。馬力はピカイチ。腰が高いので、腰を下ろすことができれば」と課題を挙げて、飛躍を願った。