新関脇逸ノ城(21=湊)の悩みは深まるばかりだ。

 31日も福岡県古賀市の湊部屋で、三段目以下の力士と40番余り取ったが表情はさえない。「きのうより駄目。足も背中も張って重い。動けない」と肩を落とした。

 帯状疱疹(ほうしん)からの回復途中で、出稽古を控えての調整が続く。

 左前まわしの取り方や、頭をつけての攻めなど内容にこだわったが感触はいまひとつのようだ。

 「頭がいっぱい。いろいろ考えすぎている。三段目にもできないということは、駄目なんでしょう」と首をひねった。