大鵬の持つ歴代最多32度目の優勝に挑む横綱白鵬が1日、福岡県篠栗町の宮城野部屋で精力的に汗を流した。幕下力士と前日より5番多い20番を取り、投げはほとんど繰り出さず、寄りや押しが目立った。

 前に出る意識は9月の秋場所途中から持っていたという。「先場所3日目の朝稽古のときに、ありのままに(前に)いったら4、5年前にやっていたことがよみがえった」と明かした。

 3日から出稽古を始める予定で「立ち合いのスピードも威力も強くなる」と話す相手を求め、さらに動きの鋭さを磨く。