大相撲の元関脇で、十両の若の里(38=田子ノ浦)が8日、東京・両国国技館内の相撲教習所で開かれた、日本相撲協会ファンサービス企画「相撲寺子屋」の特別講師を務めた。

 「最初は緊張しましたけれど、先生って楽しいなと思いました」。集まったファン170人の心を引きつけた。相撲の神様でもある野見宿禰(のみのすくね)、当麻蹴速(たいまのけはや)が垂仁天皇の前で相撲を取った紀元前から、2000年以上続いてきた相撲の歴史を、自身の経験談をもとに分かりやすく伝えた。

 また、若の里が選んだ角界入り後の厳選13番も紹介した。ニコニコ生放送でも約2万人が視聴し、8000人がコメントを寄せるなど、大盛況だった。