日本相撲協会は18日、相撲の基本動作を取り入れた健康体操の普及に努め、国民の体力向上に貢献したとして、健康計測機器メーカーのタニタから「タニタ健康大賞」を贈られた。

 東京・両国国技館での表彰式に横綱鶴竜関が代表で出席し、賞状やトロフィーなどを授与された。

 健康体操は四股やすり足など12種類の動作を基に相撲協会が独自に考案し、現役力士らを全国に派遣して講習会を開いてきた。鶴竜関は「足の不自由な方も座ったままできるし、体のバランスが良くなる。興味を持って、力士を目指す子どもが増えたらうれしい」と受賞を喜んだ。

 ベスト体重の154キロを保つため、鶴竜関は稽古後や就寝前など1日に何度も体重を測るという。地方場所宿舎にも持ち込むため「体重計は5、6個持っている。もちろんタニタ社の製品です」とアピールしていた。