日本相撲協会の役員以外の親方衆で構成する年寄総会と、部屋持ち親方による師匠会が19日、東京・両国国技館で開かれ、新弟子検査の受検資格年齢の上限引き上げを求める意見があった。

 年寄総会の錦戸会長(元関脇水戸泉)が明かした。

 上限は1992年に設けられた。現在は23歳未満で、幕下付け出し資格のある者は25歳未満となっている。新弟子の増加は角界発展のためにも重要課題の一つ。

 錦戸会長は「社会人を経験してからでも、いける方がいいんじゃないか」との親方衆の声を紹介した。

 過去には、高校教諭を経て27歳で入門し、小結まで昇進した智乃花(現玉垣親方)らの例がある。